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IT資格ベンダーインタビュー レッドハット株式会社

レッドハット株式会社について

レッドハット株式会社様の事業内容を教えてください

我々の取り扱い商品はオープンソースソフトウェアです。オープンソースというと聞き慣れないかもしれませんが、実は生活の中に普通に入ってきており、みなさんも意識することなく日々使っていたりします。たとえば、スマートフォンで使われているアンドロイドというOSはオープンソースで、Linuxをベースに作られています。オープンソースソフトウェアは、言葉どおりソースコードを誰でも見ることができ、そこに手を加えたり、配布することができるのが特徴です。
レッドハットのビジネスは、それらソフトウェアをライセンス販売して収益を得るのではなく、アップデートや保守サービスなどをサブスクリプションという年間契約費を頂戴して提供しているのです。つまり、ソフトウェアカンパニーでありながら、ビジネスの中心はサービスであるといえます。主力商品はLinuxですが、昨今ではミドルウェアや仮想化、さらにストレージなどのソフトウェアなどもオープンソースとしてご提供しています。

御社が思い描くIT技術、業界の将来像についてお聞かせください

ITのビジネスモデルは、当社が提供するようなサブスクリプションやクラウドサービスにおける従量課金モデルなどのように、”所有から使用へ“と変化しつつあり、従来型のビジネスモデルは変革を迫られています。そのような変化の中で、オープンソースの活用は必然であり、オープンソースを理解し、利用できる人材がますます求められています。
地球規模で無数にオープンソースコミュニティが存在し、世界中のエンジニアが様々な形でプロジェクトに参加しています。そうした時代において、エンジニアの立ち位置はますますグローバル化の一途をたどるでしょう。

U_29で取得できる資格について

RHCSA、RHCEとはどのような資格ですか

どちらもLinuxのシステム管理者向けの認定資格で、レッドハットLinuxを使ったシステムの構築やトラブルシューティングができるスキルを持っているということが証明できます。
レッドハットの認定試験の特徴としては、選択式のペーパーテストではなく、すべて実技試験であるということです。知識は当然必要ですが、それだけでは本当に使えるスキルとはいえないと我々は考えているからです。
RHCSAは基本スキルを習得するための最初のステップで、LPIC(エルピック)などでLinuxの知識を得た方が、より実践的な力を身につけるのに最適な資格です。その上位のRHCEは、RHCSA資格を取得済みであることが条件となっています。

これらの資格を取得すると、どのような職業や職場で活躍ができるのでしょう

現状では、ハードウェア企業やSIer(システムインテグレーター)などいわゆるIT企業で、お客様にシステムを提供・運用するエンジニアの方が多く取得しています。また、一般企業の中のシステム部門で、システム構築・開発・運用する方達にも有用な資格です。
現在、国内の企業の中で使われている商用Linuxのおよそ85%はレッドハットですので、そういう意味でも活躍の場はたいへん広いといえるでしょう。また、これらの資格は世界共通ですから、世界中どこへ行っても同じ尺度でスキルを証明することができます。

U_29について

U_29についての感想、期待することなどをお聞かせください

IT業界の中でも、新しいテクノロジーに対応できるエンジニアのリソースを確保することは難しい状況です。
新しい技術を身につけたくても現場にいるエンジニア達はトレーニングに割く時間をなかなか持てません。
それをU_29のようなところで、会社に入る前にトレーニングを受け、最新テクノロジーに対応した資格を取得したエンジニアが増えることは、業界全体にとっても大きな意味があると思います。

U_29では資格取得を支援しています。資格を取得する意義はなんだとお考えですか

まず第一は、自分の持っているスキルを可視化できるという点です。
ビジネスのグローバル化が進む状況においては、その効力はさらに発揮されることでしょう。
RHCSA、RHCEのように世界共通の認定資格を持っていれば、企業システムのグローバル化などによって、海外で仕事をするような場面でも多いに役立つはずです。

最後に。IT業界を目指すU_29のみなさんにメッセージをお願いします

みなさんには、“ITはあくまでも道具である”ということをお伝えしておきたいと思います。ITそのものに価値があるのではなく、それを使って出来上がるサービスや製品で得られる成果にこそ意味があるのです。視点を変えれば、ITの知識や技術を持っていると、あらゆる仕事やビジネスに関われるチャンスがあるということです。たとえば今の時代、農業などの分野でもITの活用が進みつつあります。ITで生育環境を制御・管理することで、収穫の安定化や生産効率の向上が期待されていますし、販売面においてもITの活用シーンが沢山でてくるでしょう。大事なのは、“ITをIT業界にいる人だけのものにしてはいけない”ということです。農業の例もそうですが、ITの知識や技術を持っている人が、様々な分野に入っていくことで実現できることは無数にあるでしょう。若い方には、まずは興味を持って飛び込んでもらい、道具を手に入れ、さらにその後は、分野や国境を取り払ってグローバルに活躍していってほしいと思います。

ありがとうございました!