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テンプスタッフ・テクノロジー×日本サード・パーティ 社長対談

U_29から見えてくる若手エンジニア育成ニーズとIT業界の展望

エンジニアの市場動向、課題について

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藤崎(敬称略):国内の景気が徐々に良くなり、現在はIT業界も人材不足の状況です。
しばらく止まっていたIT投資を行おうという機運も高まり、仕事数も求人数も増加しています。
職種でいえば、今はやはりインフラやjavaの人気が最も高く、当社の実質有効求人倍率が10倍近くになるケースもあります。また昨今、新卒中心の若手は採用に関しては、採用予定数に満たない企業も少なくありません。
優秀な技術者をどうやって集めるのかが、企業様の目下の経営課題そのものだと言えるでしょう。

森(敬称略):ニーズの多様化・高度化に伴い仕事は増えているのに、それに応えられる人材が不足している状況ですよね。いま、求められているのは、インフラからミドルウェア、アプリなど複数の知識と技術を持ち合わせた「フルスタックエンジニア」、つまり、トータルバランスの取れたエンジニアなのです。

藤崎:こうした人材不足を補うために経験者を採用することも、もちろん一つの策ではありますが、志の高い業界未経験の人材をどのようにエンジニアとしてデビューできるようにするか、あるいは一定の経験を積んだ方にキャリアチェンジを通じて、より市場価値の高いエンジニアにレベルアップさせてあげることができるかが、私達は重要だと考えてきました。

U_29サービス立ち上げについて

藤崎:私達テンプスタッフ・テクノロジーでは、今までも1,000人以上のエンジニアを未経験から、実機を使ったハンズオンを中心にしたオリジナルのトレーニングメニューを通じて育成し、様々な企業様へと就業させて参りました。しかしそれらは、IT技術の進歩による企業様からのニーズの多様化、高度化に伴い、その方法に限界を感じ始めていたのも事実です。真に通用するフルスタックエンジニアを輩出していくために、ノウハウや最先端のトレーニング環境をお持ちの育成協業パートナーを探していたのです。そこに、日本サード・パーティ様とのご縁があり、是非すぐに、こうした課題の解決に一緒に取り組んでいきたいと考えました。

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:我々も、これまでGAITというエンジニアの強み・弱みを明確化するためのアセスメントツールを活用して、できるだけ短時間で市場のニーズにマッチするエンジニアの育成プログラムとして設計し育成を行ってきました。
この人材育成プログラムをサービス化して顧客にも活用いただこうと考えていたところへ、U_29のお話をいただきました。
お互いが持っていた課題、そしてその解決策の方向性もまったく同じだったのです。

人材育成への思いについて

藤崎:今回の取り組みの大きな特長は、対象を「20代の若者に限定している」ということです。それはつまり、若い方たちのキャリア支援をさせていただきたいということです。具体的には大卒第二新卒レベルの方のキャリアチェンジをお手伝いしたり、IT業界に進みたかったけれど様々な理由で諦めていた人達に、IT業界やエンジニア職に就く道筋を共に作っていくということです。
現在は20代であれば、未経験者でも受け入れたいという企業様は非常に多いです。私達が日本サード・パーティ様とタッグを組んで、一人ひとりときちんと向き合って一定レベルまでスキルを引き上げさせていただければ、活躍できるフィールドは十分に準備できると考えています。

:そうした思いや考えには、多いに賛同します。最初にU_29の話をお聞きしたときも、率直に「面白い!」と感じました。U_29のサービスを通じて、ITに興味を持つ若者をもっと増やし、日本のIT業界を元気にしたいですね。U_29が、日本に貢献する一つのきっかけにさえなれるのではないでしょうか。

パートナーとして日本サード・パーティを選んだ理由について

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藤崎:一つめは、様々なレベルのIT技術者向けのITスキルアセスメントツールにより、個々のIT技術者のスキルを客観的に判断するノウハウをお持ちのこと。
二つめは、より専門的なITトレーニングのノウハウがあること。幅広い技術領域のトレーニング実績が豊富で、さらには人を育てるということに対する皆さんの思いが非常に熱い。それは私達も同じで、エンジニアを育てたい、エンジニアの市場価値を上げたい、ひいては日本のIT業界を元気にしたい、というこの“熱い思い”が一致していることが、実はとても大事な要素だったと思います。

アセスメントツール「GAIT」の特長と有効性

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:GAITは、すでに71社(*2014年7月15日現在)で導入いただいており、エンジニアの実力を客観的に測る指標として広く評価いただいています。先ほど申し上げたように、昨今はフルスタックエンジニアが求められており、そのスキルがないと業界に残っていくことは困難だろうとさえ言われています。
生き残れるエンジニアであるためには、資格を取るというのが一つの方法ですが、本当の素養があるかどうかは実に測りにくい。我々が提供しているGAITは、その曖昧さをクリアにできるプログラムです。
132問を52分で解くというもので、確実な知識と実践的な技能がなければ高得点を取ることができません。学んでいく各過程で都度トライしてもらい、弱い点を明確にしてトレーニングを受け克服する、さらにまたその習得度合いを測っていくのです。

藤崎:ミスマッチをなくすためのアセスメントツールですね。U_29ではすべての方がチェック対象で、お客様にご紹介する際にはそれぞれのエンジニアの傾向と分析レポートをお付けします。技術者にとっても、採用する企業様にとっても非常に有効なツールだと考えています。

U_29のニーズと意義について

藤崎:従来の人材紹介サービスは、お客様から求人票をいただいて、それに合う人材をデータベースからマッチングしてご提案するというのが基本でした。今回のU_29では、それに加えて実践的なトレーニングを一定期間で集中的に行います。一連のトレーニングを、企業様が設備やカリキュラムまですべて自社内で賄うのには大変なコストと時間がかかります。
そこでU_29では、単なる人材紹介サービスではなく、弊社が20代の参加者を募り、人物の適性・能力検査・面接を行ったうえで一次選考を行い、IT基礎研修や専門技術トレーニングの実施・運営を日本サード・パーティ様が行う。端的に言うなら、「ITトレーニング付きの採用代行サービス」です。
昨今は、IT企業だけでなく、一般企業の情報システム部門などでも社内SEなどエンジニアへのニーズが高まっています。かつては大部分アウトソーシングしていたものの、ふと気付くと自社内にエンジニアが育っていなかった。そうした状況を軌道修正すべく、いま多くの企業様が若手エンジニアを積極的に採用しようとしています。U_29への期待やニーズもそうした動向と比例して非常に高いと感じています。

:若手のエンジニアをトレーニングして、その先のお客様にご紹介するという一連の流れを一つのビジネスとして運用するのは、日本で始めての試みです。我々も鋭意協力させていただき、必ず成功させて参ります。

U_29の今後の展望について

藤崎:採用プロセスのうちの最も時間やコストがかかっていた部分を私達が丸ごとお引き受けする、
“まったく新しい採用方法”として広めていきたいですね。企業様には、採用効率化のために大いに役立てていただきたいと思います。

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:そうですね。GAITはワールドワイドのエンジニア向けのスキルアセスメントです。その中で日本のエンジニアのフルスタック化を加速し、日本のIT業界を熱く盛り上げる一助として、U_29を活用していただきたい。そしてU_29を通じて、日本の若い世代がIT業界にどんどん入ってきてほしいですね。エンジニアの裾野を広げ、近い将来には、U_29から世界へ羽ばたいていくようなエンジニアを輩出したい。例えばデータセンターが世界のどこにあろうと、それを司っているエンジニアはU_29の卒業生である。これが理想的ですよね。
日本人IT技術者のプレゼンスを上げる。そのためには、企業が一致団結して盛り上げていく必要があります。我々は、それを実現していく最初の一歩を踏み出しているところなのです。

藤崎:U_29に参加すればIT業界で活躍できる、それまでとは違った自分を発見できる。そんなイメージが浸透し、さらにはU_29を卒業したことがステータスにつながる。そんなサービスになることを私達は目指しています。

:はい。我々も、刻々と変化する市場環境や業界ニーズなどを積極的にフィードバックし、日々、進化と成長を重ねて参ります。是非、いっしょに理想を現実に変えていきましょう!

プロフィール

日本サード・パーティ株式会社 代表取締役社長
森 豊 氏

テンプスタッフ・テクノロジー株式会社 代表取締役社長
藤崎 貴司 氏